2040AI社会(4)オレ様優勝劣敗マインドからみんな最高善型創造クラスマインドへ
★昨年の7月に、かえつ有明の金井先生のプロジェクト科高3生と語り合あったり、昨年の秋に、工学院の先生方とワークショップをやったりしたのを思い出す。GLICCで鈴木氏のクラスの帰国生とも話し合った。今年の夏季の東北エリアの教員研修でも話題にだした。
★そして、この2050年に向けて考えることは、それほど突飛なことではなく、当然イメージしておかねばならないことだという意識がすでに存在することを確認することができた。この東大の問題は推薦入試の提出課題だから、世に出たときは、2016年秋だった。
★リフキン氏の「限界費用ゼロ社会」は2015年に出版されていたし、苫米地氏の「2050年の衝撃の未来予想」は2017年春に出版されていた。 だから、時代は2050年AI社会に注目しているのは確かである。
★落合陽一氏の「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法」とほぼ同時期に、大橋清貫先生と共著(というよりはナビゲーター?)の「AIに負けない自分で考える子供を育てる21世紀型教育」を私も書いたのは、そういう一連の時代の流れと多くの人と語り合った体験が積み重なったからだろう。
★AI社会が技術的に、政治経済的にどうなるかは、リフキン氏や苫米地氏、落合陽一氏の本が大いに参考になる。
★しかし、たとえば、落合陽一氏が「お金があれば幸せ、という観念は変化していく」 Newsポスト 12/1(土) 16:00配信で述べている次のようなマインドインストールをどうやってリセットして、みんながそれぞれの創造的才能を開花し実現していくかについて学校がどうするかについては、全貌を語る人は少ない。
★AI社会が技術的に、政治経済的にどうなるかは、リフキン氏や苫米地氏、落合陽一氏の本が大いに参考になる。
★しかし、たとえば、落合陽一氏が「お金があれば幸せ、という観念は変化していく」 Newsポスト 12/1(土) 16:00配信で述べている次のようなマインドインストールをどうやってリセットして、みんながそれぞれの創造的才能を開花し実現していくかについて学校がどうするかについては、全貌を語る人は少ない。
「組織に所属して給料をもらわないと食べていけないという考え方は、近代の弊害だと思っています。今の日本には定職に就かなくても生活費を稼ぐ方法がたくさんあります。人口密集部とそれ以外で大きな差はあるものの、移動さえできれば仕事は見つかる。会社勤めの仕事をしないと生きていけない。お金があれば幸せになれる。貯金がないと不幸になる。そう教育されているだけです。
今後はそういった観念も変わってくるはずです。今のお金と労働は実際のところリンクしていませんが、教育の影響でいつのまにか関係があるように信じ込まされています。金融商品や仮想通貨を扱って身銭を切って練習すれば誰でもやがて実感すると思いますが、お金はただのパラメーターです。大勢の人が価値があると思い込んでいるから、社会的に価値があるとされているだけです。」
★この落合氏が語る近代の弊害は、「オレ様優勝劣敗マインド」を教育してきたこと、つまり、苫米地風に表現するとマインドインストールしてきたことと置き換えられると思う。
★一方、私たちは、自分たちが促進している21世紀型教育によって、みんなが創造的才能者になれると考え、そういう学びの環境の全体像はいかなるものかを実践しながら明らかにしていこうというのが使命だと21世紀型教育推進校の先生方と共有しているわけである。だから、思考力入試だったり、PBL型授業だったり、哲学×STEAMというリベラルアーツの現代化を探究していたりする。
★そして、いまここで学校は、2050年というより、今の小学校6年生が34歳になって中核的リーダーシップを発揮する2040年に照準を合わることが喫緊の課題になっている。というのも、今の中学受験生の未来は2050年まで待ってくれないからだ。
★したがって、AI社会がそのときにどうなっているのか輪郭を描き、それまでに「オレ様優勝劣敗マインド」から「みんなが最高善型創造クラスマインド」を抱けるような21世紀型教育を探究していこうというのである。
★「最高善型」をいれたのは、「オレ様創造クラスマインド」の場合は、元の木阿弥だからだ。
★ともあれ、そのために、どんな学校の在り方が可能であり、どんな授業が効果的であり、どんな対話が豊かな心を内生し、どんな世界とのかかわり方があるのかなど、人類の子供たちにとって最適な教育を求め探しているメモがホンマノオト21だと思っている。
★一方、私たちは、自分たちが促進している21世紀型教育によって、みんなが創造的才能者になれると考え、そういう学びの環境の全体像はいかなるものかを実践しながら明らかにしていこうというのが使命だと21世紀型教育推進校の先生方と共有しているわけである。だから、思考力入試だったり、PBL型授業だったり、哲学×STEAMというリベラルアーツの現代化を探究していたりする。
★そして、いまここで学校は、2050年というより、今の小学校6年生が34歳になって中核的リーダーシップを発揮する2040年に照準を合わることが喫緊の課題になっている。というのも、今の中学受験生の未来は2050年まで待ってくれないからだ。
★したがって、AI社会がそのときにどうなっているのか輪郭を描き、それまでに「オレ様優勝劣敗マインド」から「みんなが最高善型創造クラスマインド」を抱けるような21世紀型教育を探究していこうというのである。
★「最高善型」をいれたのは、「オレ様創造クラスマインド」の場合は、元の木阿弥だからだ。
★ともあれ、そのために、どんな学校の在り方が可能であり、どんな授業が効果的であり、どんな対話が豊かな心を内生し、どんな世界とのかかわり方があるのかなど、人類の子供たちにとって最適な教育を求め探しているメモがホンマノオト21だと思っている。
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