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2018年12月23日 (日)

【2019年度首都圏中学入試(01)】 帰国生に人気の学校 3つのタイプ

★2019年度の首都圏中学入試も始まった。一般入試は、来月だが、年内は帰国生入試が東京・神奈川エリアで実施されている。帰国生に人気がある学校は、学校選択の重要なポイントを示している。

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(複数回数入試がある場合は、合算。)


★帰国生には、ざっくり分けて3タイプある。1つは、英語力を生かして東大を狙いたいと初めから思っているAタイプ。2つ目は、海外で学んできた柔らかいコミュニケーション環境がある学校で過ごしたいというBタイプ。3つ目は、Bタイプの環境があって、なおかつ海外の大学でも通用するコンピテンシーを身につけたいというCタイプ。

★2013年ころまでは、Aタイプが多かったが、それ以降はかえつ有明の圧倒的な帰国生人気がBタイプの帰国生入試の道を拓いた。

★そして2018年に、文化学園大学杉並、順天、工学院大学附属、富士見丘、聖学院という世界大学ランキング100位内に進学できる世界標準の教育環境があることを証明した学校を選びたいというCタイプも徐々に増えてきている。

★よく、海外大学の実績を述べると、結局東大から海外大学にシフトしているだけで、大学進学実績を競争しているに過ぎないという人もいるが、それは大学入試制度が全く違うことを考慮していない。

★コミュニケーション、コラボレーション、クリティカルシンキング、クリエイティブシンキング、コントリビューションといったコンピテンシーが育つ環境とハイレベルな英語力が育たたなければ世界大学ランキング100位内の海外大学には進めない。

★海外において、そのような大学に進むには、受験勉強ではなくて、そのようなリベラルアーツ的な能力を進学準備として行うのであり、そのような大学に進学することは、受験学力ではなく、豊かな人間性と知恵を有しているとみなされる。

★それゆえ、進学実績をオープンにすることは、そのような環境があることを示すことに過ぎない。

★それに、海外大学は、人権の問題、公平性の問題を考慮されるから、日本のように一握りの学校が集中して東大や京大に進むというコトはない。日本の教育の後進性は、制度の民主主義度が低いというコトにある。

★だから、Bタイプ、Cタイプの帰国生は、教育文化の民主主義度が高いところを選ぶ傾向にある。

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