新タイプ入試（07） 神奈川エリアのニューパワー包囲網とつながる世田谷区・目黒区・調布市

★「私立中コラボフェスタ」に聖ドミニコ学園、日本工業大学駒場、桐朋女子も参加した。今回神奈川エリアのニューパワー包囲網と東京エリアのニューパワーのウネリが結合した。世田谷区、目黒区、調布市は、田園都市線、井の頭線、京王線で相互に関係することができることを印象付けた。

（マップはグーグルマップから）

★世田谷区は、すでにニューパワースクールがたくさんある。世田谷区隣接地帯に洗足学園というスーパーパワーの学校があるし、田園都市線で溝口から用賀に移動すると急速に進化した三田国際がある。二子玉川から大井町線に乗れば、東京都市大等々力がある。そのまま目黒区に移動すれば今春共学化しラウンドスクエア認定校になった八雲学園もある。

★昭和女子大、世田谷学園、トキワ松、鴎友学園女子など世田谷区と目黒区にはニューパワースクールがたくさんある。

★そのような激動のエリアの中で、聖ドミニコ学園もイマージョン教育やPBL型授業などを全面展開していく。来春から21世紀型教育を推進することになる。

★日本工業大学駒場もキャリア教育を中心に新しい教育を行い、好奇心をベースに生き方を構想しながら成長していける教育環境の魅力が中学入試市場に浸透してきている。

★桐朋女子は、今年大人気で、かつての桐朋女子の勢いが戻ってきた。もともと口頭試問を中心に入学試験を実施してきた。2科4科入試で評価するというより、考え方のプロセスや発想、表現の潜在的可能性を口頭試問で見出してきた。

★言語や芸術、リベラルアーツ的な教育がベースで、あらゆる領域で、グローバルな規模で活躍しているOGが多いが、桐朋女子時代の教育が自分を形作ったと明快に認識している卒業生が多い。本物教育が実践されてきたからだろう。

★今回桐朋女子の存在が再び東京エリアだけでなく、遠く逗子や江ノ島ままで認知されるようになることは、受験生の保護者の教育観にも影響を与えることになると思う。

★中学入試市場の質的な転換が、ニューパワー私学によって果たされることを期待している。