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2018年12月 3日 (月)

新タイプ入試(03  神奈川エリアのニューパワー包囲網 京急線

★「私立中コラボフェスタ」に京急沿線の学校が2校参加していた。聖和学院と関東六浦学院。どちらも、新タイプ入試の内容も面白かったが、スピーチをしたお二人の先生の情熱と革新性に驚いた。


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★聖和学院の入試広報担当の栢本さゆり先生は、OGということもあって、母校のプレゼンスを高めることで、後輩である在校生の自己肯定感を豊かにする環境をつくることを自分のミッションにしていることが伝わってきた。


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★最初プレゼンを聞いたとき、どこのテレビ局のアナウンサーなのかと思ってしまった。迫力というか情熱というか、とても新卒から数年足らずの教師生活を送っているとは思えない。


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★英語によるコミュニケーションや自己アピールのロールモデルだ。受験生のみならず在校生のこれからの聖和の人間像のロールモデルそのものである。


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(写真は、株式会社カンザキメソッドの神崎代表から)

★そして、神奈川エリア、いや日本の英語教育をひっくり返す情熱と最強のシステム思考を披露したのが、関東学院六浦の校長の黒畑勝男先生である。

★3つすべてのパネルディスカッションに校長自ら登壇し、思考力・ディスカッション力を英語のCLILという学びのシステムの本格導入によって可能にしたことを語った。


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★公立一貫校は、適性検査型入試だけで生徒を応募しているのだから、2科4科にこだわる必要はまったくないなあと校長の話を聞いていて感じ入った。

★はっきりいって、関東学院六浦は、2科4科の試験はいらないのではないかと思うほど、まったく新しい教育なのだ。

★すべての入試が、創造的才能者や潜在的才能者を発掘する試験でもやりようによっては可能なのではないかとちょっと夢をみてしまった。

★いずれにしても、 栢本さゆり先生にしても、校長黒畑勝男先生にしても、個人の力で山を動かすことができるのではないかと思ってしまった。組織や社会の歯車ではなく、むしろ個人の力が組織や社会、世界に影響を与えることは、やはり可能であり、いまここでAI社会で生き抜く力を子供たちに開くことができるのは、教師の力においてほかにないと実感できた。

★京急沿線に、このような未来を開くポテンシャルのあるインフルエンサーが2人もいるのである。

★金沢八景から逗子にかけてのエリアは、急激に教育イノベーターが大きな影響力を発揮するハブになるだろう。

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