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2018年11月 9日 (金)

首都圏中学入試 インターネット出願実施校70%超える あの男子御三家も新規導入

★首都圏模試センター北一成氏(取締役教育情報部長)によると、首都圏の中学入試におけるインターネット出願導入校は74%に達したという。完全導入だと65%。窓口受付や郵送も併用しているところは9%ということだ。

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★麻布、開成、駒場東邦、武蔵、栄光学園、フェリス、青山学院なども新規導入ということ。やはり、手続きは簡便な方が合理的だと判断をしたのだろう。

★しかし、当局がどう思っているかわからないが、ICT文化が経理部門で浸透すれば、いずれ教育部門にもどんどん浸透していく。

★ICT文化は、どんどん権威や権力を無化する動きに転じるから、学内組織も実は内側から変化していく。すると、市場にも影響がでてくる。教育イノベーションの波は防ぎようがない。ようやくかあと思われるかもしれないが、ICTは突破口が開けば、あとは一気呵成だ。

★世の中は、Web3.0の段階に入り、機械の自動化から自律化へと進んでいる。一方で、インターネット出願実施も、まだ課金などは同時にできないし、合格後の手続きも、別途行わなければならない(ICTの進化に慣れている保護者の中には、出願をネットで行ったのだから、その後もどんどん合理的にネット内で進むと勘違いしている場合があるという話も聞く)から、まだWeb2.0の段階。

★それゆえ、ICT文化のダイナミックな動きを感じ取れていない可能性もあるが、それはいずれ、わかることである。

★生徒募集は、お金の流れという側面も市場に結びついている。教育の内容も入試問題で直接結びついている。

★生徒募集戦略を軽んじていると、御三家やそれに準ずる学校といえども危ないわけだ。論より証拠、きちんと対応し始めたのである。

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