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2018年11月 7日 (水)

未来を拓く学校を探す (3) コーディネーター

★聖パウロ学園は、スモールサイズの高校だけしかないが、未来を拓く学校であり、そのモデルとしてシンプルでわかりやすい。

★高尾山の裾野の森にある学校で、高尾駅からスクールバスがでている。辺境の地の高校とみるか、桃源郷にある高校とみるか、それは見る側の見識によって違う。

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(21世紀型教育や新しい海外英語コミュニティと聖パウロ学園をコーディネートする英語科主任の大久保先生)

★カルフォルニアのハッピーバレースクールやサッチャースクールのような森の中のエスタブリッシュスクールに訪れたことがある人は、聖パウロ学園を同じ感覚で見ることができるだろう。

★オーストラリアの大学院で研究してきた英語科主任の大久保先生には、この地は、生徒といっしょに未来を生み出す拠点に見える。

★だから、未来を拓く新しい授業であるPBLに挑戦し、オンラインとリアルスペースの両方をつなぐ国際交流のコーディネートをする。この挑戦に協力する仲間の先生方もいるし、少し様子をみようと距離を開けてはいるが、反対勢力になるわけではない先生方にある意味見守られている。

★もっとも、ここ数年二代にわたる校長は、いずれもエリート男子カトリック校から就任しているから、微笑みの向こうに厳しさもある。

★PBLなんて、偏差値上位校では、やればできるが、講義の方が効率がよい。やるんなら、生半可なPBLはやるなよと。自己肯定感も生み出し、大学合格実績も出せるPBLでなければ意味がないぞと。

★大久保先生にとって、このような言葉は、ス十レスやプレッシャーにはならない。適度なクリエイティブテンションである。理想を実現するには、いくつも関門を潜り抜ける必要がある。だから、このような言葉は、むしろエールなのだと受け入れている。

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★先日お会いした時、大久保先生と、未来を拓く学校の条件として、ビジョンを共有し、一人一人のメンタルモデルを互いにリスペクトし、根気強くシステム思考をフル回転させるチームワークを生み出す学習する組織をどうコーディネートするか 対話した。

★PBLのハードルを自らもあげ、生徒たちが好奇心をもって自律して深く探究していくマイ・プロジェクトを展開していくには、どうしたよいのか?

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★それにはU理論などを仲間とシェアし、まずはオープンな関係作りをし、PBLに必要な根本的な問いを議論しながら創っていくことではないかと。そこで、思考コード―思考スキルー思考ツールの関係について、話し合った。

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★また、2021年の早稲田大学の政治経済学部の新テストのサンプル問題をみながら、大学やグローバル教育、PBL、ICTのバージョンアップはどのようなものなのかについても語り合った。

★大久保先生のように、教師でありながら、教科の境界線を越えて、世界的視野で学問横断的に考えることができる コーディネーターが活躍できる環境がある学校こそ未来を拓く学校なのである。

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