2040AI社会(1)限界費用ゼロ社会到来
★経済学用語や会計用語あるいは税務的な専門知識で読み解くより、キリスト教社会やイスラム教社会でずっと問題になっていた利ザヤや利息の問題だと捉えたほうが未来を見渡しやすかもしれない。
★カルロス・ゴーンの問題も、高いだろうその利ザヤと中世キリスト教社会だったらアウトだが、いろいろな税務法上の正当化論を構築してきたのかもしれない。それはともかく、2040年AI社会における限界費用ゼロ社会とは、そこを宗教的根拠や倫理学上の根拠なく、AIで達成するというお話だろう。
★たとえば、スタバのトールサイズのコーヒー。2杯目は、ワン・モア・コーヒーということで、約半額料金。1杯目は、ドリップする機械を使ったり、それを管理する人件費という労働力がかかったり、コーヒーと通過を交換する作業をしたりお金がかかる。
★でも、2杯目は、コーヒと通貨を交換するレジの作業だけだから、半額ねというわけだ。
★もちろん、1杯目だって、大量に入れてしまっているから、2杯目と変わらないから、どうなんだということになるが、あくまでモデルということ。
★それで、2040年AI社会になると、たぶんその前になると思うが、コーヒーと通貨を交換するレジ作業はAIロボがやるから、人件費はグッと抑えられる。
★それは1杯目に含んでいますから、2杯目はゼロ円でよいですよとしてもよい。
★AI社会でない、現状でこれをやると、人件費をサービスしてしまうから、経営は苦しくなる。だから労働力の賃金を安くしようという話になったりして、労働問題が勃発してしまう。
★そこを乗り越えられない場合、中小企業は資金調達ができず補填することができないから倒産する。
★この限界費用をどうするかは、実は、様々な労働問題や移民問題、世界の経済格差の問題が横たわっている。
★すると2040年AI社会は、ハッピーじゃないかということになる。しかし、古代ギリシア時代だって、中世の時代だって、限界費用をゼロにできたのだが、そうしてこなかった。それが人間の強欲だというコトかもしれない。このマインドインストールを2040年にリセットできれば限界費用ゼロ社会は成立するだろう。
★しかも、もっとすごいことに、固定費(生産手段+労働力)も限りなくゼロにできる。なぜなら、古代ギリシア時代は、AIの替わりに奴隷が働いていたのだから、それがなくなる社会はハッピーなはずだ。
★中世の時代は、帝国が奪取するという方法がAIの代替行為だった。なんだやはりハッピーになるはずではないか。近代は、軍事力による化石燃料の支配。AIは、化石燃料に代わるエネルギーを生み出すことが実は可能なのである。
★なんだ、やはりAI社会はバラ色ではないか。
★そうなって欲しいが、AIに問題があるというより、それを運用する側の人間のマインドにこそ問題があるのかもしれない。
★よって、本来、そこにこそ教育の出番の機会があるはずなのだ。2040年AI社会は教育が大事。ただし、学校という物理的仕組みは変わってしまうだろうが。
| 固定リンク
「教育イノベーション」カテゴリの記事
- 2025年再び転換の起点(4)ウェルビーイングな中学受験をプロデュースする首都圏模試の価値創出(2025.01.06)
- 2025年再び転換の起点(3)残念ながら受験読解力の限界を認識する必要がある(2025.01.05)
- 2025年再び転換の起点(2)論語と算盤ー倫理資本主義がベース(2025.01.05)
- 2025年再び転換の起点(1)3fの時代へ転換するHRP トリムタブ再考/最高(2025.01.04)
- 今年最終日、中学入試直前の12月のアクセスを振り返る。今年もご覧いただきありがとうございました。(2024.12.31)
最近のコメント