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2018年11月22日 (木)

未来を拓く学校を探す (12) 関東六浦の魅力 言語はツール以上の存在

12月2日、相模女子大学中学部・高等部で、「新入試体験! 私立中コラボフェスタ」が開催される。今年は開催2回目というから、思考力×英語力のチャレンジを開いた新タイプ入試が神奈川エリアにも広まり、定着しつつあるといえるだろう。

Kanmutsu

★この一連のイベントに参加している学校が、論より証拠、子供たちの新しい時代を拓く学びに挑戦している。そのチャレンジングなカリキュラムや授業のエッセンスが新タイプ入試として結実しているわけだ。

★だから、新タイプ入試をやらないあるいはやれない学校は、まだ学内で、子供たちの未来を拓くチャレンジングなカリキュラムや授業が開発されていないあるいは準備が間に合っていないという可能性も示唆している。

★さて、コラボフェスタに参加する学校の1つ関東六浦について首都圏模試センターのサイトに掲載されている記事を見つけた。

★驚愕したのは、よく英語はツールであるという言い方がされるが、関東六浦では、もちろんその側面も否定はしないが、言語はツール以上の存在という位置づけで学ばれているという点だ。

★実は言語は、人間存在そのもので、道具というのは、少し控え目に言った方がよい。とくに言語は、人権の土台である。道具とみなすのは、人間の存在の尊厳を軽んじる可能性がある。英語を使っても、それでは国際感覚はないといわれる可能性もある。日本の英語教育の根本問題は、4技能云々よりもここにあるのかもしれない(もっとも、マーケティング的にはこんなことを言っていたらしかられるかもしれない。汗)。

★ところが、関東六浦は、これまでマレーシアを中心に多くの留学プログラムを充実してきた。その中で、多言語な生活空間という前提があっての英語の運用力の重要性に気づいたのであろう。

★運用力とは、道具というより人間存在の実現力である。多様な言語をもつ人々の生活や文化を豊かにするために、多様性の間の架け橋になる存在そのものとして英語を学んでいる。

★言語は常に見えない心の壁を乗り越える。一方で、壁を作るのも言語であり、そこが人間存在のアンビバレンス そのものと通じる。このアンビバレンスな人間存在が生み出す分断の壁を乗り越えるには、メタ言語としてのリーダー的な働きが必要である。

★多言語は、同時に多様性であるから、互いが実はメタ言語やメタ視点になる。しかし、グローバルにあって、たとえば、アジアの多言語を理解するには、英語のような世界共通言語をメタ言語とする方法がある。人間存在は、多様性が大切にされるとき、互いにメタ存在になれる。だから気づきも豊かになる。文化や言語の領域がグローバルになれば、どうしても包括的なメタ言語を選択する必要がでてくる。それが世界的視野にあっては、現状英語というコトなのだろう。近い将来はAI言語となるだろうが。

★関東六浦は、多様な国内外の研修プログラムを実践してきたようだ。

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★しかも、その研修のコアな学びは、CLILという教科横断型で高次思考まで深めていく英語の学びを実践してきている。

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★そして、その積み上げが、2019年度からスタートするGLEプログラムとして結晶化した。

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★昨今IBなどの特別なプログラムを導入する新しい挑戦も広がっているが、関東六浦は、日常の授業の中で、国際バカロレア以上の豊かな学びと国内外の広い進路の視野を実現する独自のプログラムの境地に達したのだろう。

★詳しくは、首都圏模試センターの記事「関東学院六浦中学校・高等学校2018~リンガフランカとグローバルマインドを身につけ、未来を獲得する」 を是非ご覧いただきたい。

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