新中学入試 体験しないとわからなことがあるの意味(1)
★この私立中学の新タイプ入試は、次のパネルディスカッションカテゴリー分けを見ると、いかに多様なタイプの入試が行われるかが一目瞭然。
★2科4科のような従来型入試は、過去問が学校説明会などで手に入れることができるから、わかりやすいが、この新タイプ中学入試は、創造的思考まで問うてくるし、その問い方も、写真、グラフ、英語、図、レゴ、プログラミングなどパフォーマンス型の道具を活用するから、体験してみなければわからない。
★そこで、私立中コラボフェスタを首都圏模試センターがコーディネートして立ち上げた。ムーアの法則ではないが、小さく始めて大きく育てたわけだ。
★体験型イベントは、楽しいし、わかりやすい。そして、パフォーマンス型は五感と脳神経をフル稼働するから、深く考えることの体験が、生徒自身の自信にもつながる。
★私立学校の中にも塾業界にもイノベーターとコンサバはいるものだ。コンサバは、こんな新タイプ入試やっても、何がわかるんだ、所詮生徒募集のためのニンジンをぶらさげているのだろうと定番揶揄を飛ばす。
★人類の子供のことより、自分の保身のことしか興味がないから、そういう人々がノーブレスオブリージュと鼻を膨らませて語っているのを見ると、どこか寂しい感じがする。
★そうこうしているうちに、2020年大学入試の問題の新しさもだんだん明らかになってきた。それでも、コンサバ集団は、大学入試改革なんて進まないという。たしかに最初は不発かもしれないが、変えないとはだれも言っていないのに。
★しかし、早稲田大学の政治経済学部が、2021年の春の入試を別次元の入試にすると発表した。いやあ、それでもGMARCHは変わらないよとまだ嘯いている。そもそも変わっても変わらなくも、私立中学は新タイプ入試はどんどん増えていく。
★コンサバは、基本公立学校マインドベース。だから行政の教育制度の枠内でしか変化を見ようとしない。一方イノベーターは、私立学校マインドベースだから、真理は自由にするで、世界がどう変わるのか真理を追究している。
★だから、2019年の小6受験生が34歳になって、何かしらのリーダーシップを発揮している2040年の世界の大変化を見据えている。そして、その変化を新しい道に切り拓く梃子にできる能力を育てるか、今まで通りの能力で、デストピアの中に陥れるのか想像するのだ。
★そこで、当然デストピアのような恐怖を払拭するためにも、いまここで何ができるか?と思いめぐらすのである。その一つの想いが創造的思考の潜在能力を発掘する場を創ろうということになったはずだ。
★当面は、イノベーターとしてのジェダイとコンサバとしてのダースベイダーとの闘争劇が続く。さあ、あなたは人類の子供たちをどちらの側に導くのだろうか。
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