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2018年10月10日 (水)

桜蔭の使命はグローバル基準か今まで通りの基準か

★2022年から、18歳成人になる。小中校の教育、中でも中高一貫校は、どのような使命を持つのだろうか。たとえば、桜蔭。

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(データは同校サイトから。)

 

★なぜ桜蔭かというと、20世紀型教育の頂点を極めた女子校として突出しているから、例として考えやすい。

★頂点を極めたというのは、基礎学力を定着させ、その結果社会に役立つ人間力を育てるという点で、基礎学力のトップを極め、医者や法律家、官僚などになるための国家試験合格への大学にたくさん進学しているわけだから。

★それゆえ、グローバル教育には見向きもしなかった。もちろん、理系の卒業生が多い同校ゆえに、GAFA級のIT企業で活躍しているメンバーもいるだろう。

★OGが刺激を与えるというコトはある。しかし、鉄力会をはじめとする塾で受験勉強することで忙しく、グローバル教育を学校が全面的に展開するということは聞いたことがない。

★18歳成人になったとき、つまり高校卒業したら、すぐに一身独立して、自己判断し、意思決定し、社会のメンバーとして、この国をどうしていこうか、世界をどうしていこうか考えねばならない。そういうメタ認知の育成が必要だ。

★しかも、社会や世界が大きく変わり、今までの職業観では社会に役立つことができなくなる可能性もある。そこに対する内省なりリフレクションをするのは、本来教育の役割だ。

★それを自分で判断できるように基礎学力と社会に役立つ精神を身につけてもらうということだろうが、そういうわけにもいかなくなる未来である。

★極めたからこそ基礎学力の概念を捉え返し、社会に役立つということの意味を捉え返すコトが必要である。表にあるように、一目瞭然、優れた人材が存在する桜蔭学園である。

★20世紀型教育を極めたのだから、21世紀型教育にシフトする意味を一番持っている女子校でもある。

★卒業生一人一人は、自分の人生は自分で考えていくだろう。またたしかに放っておいてもそれができる能力をもっている。

★問題は、学校当局が、どのような教育を、日本の歴史を過去から・今ここから・未来からという多角的視点からみて、検証し、転換するならどのようにするのか、しないならしない理由とか、そのプランを明示してくれたら世間に大いに貢献するのだが。

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