おおたとしまさ氏が受験生と保護者に贈る「受験と進学の新常識」
★よいもわるいもない。いつだって、頑迷固陋な壁になる人はいるのだ。それでも歴史は回る。変わるのである。ゆっくりなのか、激しくなのか、それはわからない。
★おおたとしまさ氏から新刊本を頂いた。おおた氏は、その鋭い批判的な論理で、改革者側の考え方についても頑迷固陋な壁側の人の考え方についても、メリット・デメリットを冷静に展開している。
★大事なことは、自分がいかに生きるかであると。遠くギリシャの哲学者たちが「汝自身を知れ」といったときから、歴史は大きくウネってきたが、相対性理論を成立させる光速の絶対性のように、今もそのマインドは変わらない。
★第6章で紹介していただいた「思考コード」にしろ、装いは新ただし、膨大なデータ分析ができるという点で、入試の新常識ではあるが、「汝自身を知る」コンパスであることに変わりはないし、人間は考える葦であるをICT側から覗いてみたに過ぎない。
★私たちの生活もエネルギーを使うことにおいて変わりはない。しかし、そのエネルギーが産業革命以来変わってきた。そのエネルギーを活用する道具や機械も変わってきた。
★今や、そのエネルギーも化石燃料から脱しようとしているし、自動化してきた機械も
AIに代表されるように自律化するようになってきている。
★しかし、そのエネルギーの根本である太陽系という基盤は、変わらない。予測不能な時代でありながら、太陽系が消滅するまで、その基盤は変わらないという点では何を動揺することがあろう。
★おおたとしまさ氏の新常識というのは、表層で右往左往という反応をする常識を、根っこから問い返す感性や知性を持つことを私たちに問いかけてくる教養のことを示唆しているのではないか。
★多くのジャーナリストが、制度の変化を追い、事実のみを並べ立てる方法論をとるのに対し、おおた氏は、実存的な人間の深層から制度設計や事実を見直す教育ジャーナリスト。このような教育に対するメガネをハズキルーペのごとく装着できたら、そのとき社会は本当の意味で転換するだろう。
★しかし、そのエネルギーの根本である太陽系という基盤は、変わらない。予測不能な時代でありながら、太陽系が消滅するまで、その基盤は変わらないという点では何を動揺することがあろう。
★おおたとしまさ氏の新常識というのは、表層で右往左往という反応をする常識を、根っこから問い返す感性や知性を持つことを私たちに問いかけてくる教養のことを示唆しているのではないか。
★多くのジャーナリストが、制度の変化を追い、事実のみを並べ立てる方法論をとるのに対し、おおた氏は、実存的な人間の深層から制度設計や事実を見直す教育ジャーナリスト。このような教育に対するメガネをハズキルーペのごとく装着できたら、そのとき社会は本当の意味で転換するだろう。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- おおたとしまさ氏が受験生と保護者に贈る「受験と進学の新常識」(2018.10.19)
- 大橋清貫学園長の新著「AIに負けない自分で考える子どもを育てる21世紀型教育」(2018.10.19)
- 神崎先生の「小論文メソッド」新刊!受験参考書であり受験参考書にあらず。人生読本です。(2018.10.01)
最近のコメント