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2018年10月13日 (土)

アサンプション国際のMSの衝撃

★カトリック学校の教育の中で脈々と生きている信条は、「Masterd Seed=からし種」である。MSと呼ぼう。このMSは、ヨーロッパ社会では最も小さな種の譬えで使われてきた。聖書の中にもでてくる。一粒の小さな種が、山をも動かす大きな力を生み出す成長を果たすという文脈。

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★数学教師の瓶割先生がリーダーであるアサンプション国際のPBLプロジェクトチームは、同校のPBL授業を推進するMSであると同時に、日本の教育改革が大きなウネリに変容していくエネルギーとしてのMSでもある。

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★新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」も、小さなことから始めて大きく育っていくという学びのパターン遺伝子が埋め込まれているのは、周知の事実である。世界標準のものの見方感じ方となっているのである。

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★プロジェクトメンバーの先生方は、自分のPBL授業のプロセス(フォーマット)をアクティビティに分割して、フローチャートで統合していく。

★そして、それぞれの違いと共通点について議論して、有機的システム思考に変換していく研究をしている。

★さらにそのフローチャートに思考コードを重ねていくから、生徒の思考のプロセスの深さも同時に認識するようになる。


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★A軸からC軸思考へというプロセスをたどるPBL授業パターンとC軸思考からはじまって、途中B軸、A軸思考を旋回しつつ、最後に再びC軸にいきつくPBL授業パターンがることが確認された。


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★また、A軸・B軸・C軸思考が同時並行になって進むPBL授業もあることが発見された。どんな単元でもどんな学年でも、先生によって得意のパターンがあるが、単元やタイミングによって、これらのプロセスを自在に使いこなしていくと議論が深まっていく。

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★マシーン的システム思考と有機的システム思考の違いを常にリフレクションしながらプロジェクトチームは進んでいる。その過程で、知識の脱構築がおこって、A軸知識ーB軸知識ーC軸知識とういカテゴライズもできたりして、なかなかスリリングなチームである。

★7人のメンバーがいるが、それぞれがコーディネーターとして役割を果たすときも近い。まさにMSである。7人の21世紀型教育のPBLコーディネーターが毎年5粒のMSを撒くとする。すごいことになる。


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★瓶割先生とその仲間たちは、MSの衝撃を生み出すだろう。山は動く。

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