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2018年10月21日 (日)

AI社会に最も必要な職業は<教師>

★今年のテーマはずっと2040年のAI社会をどう描くかだった。もちろん、自分の勝手な妄想に過ぎないけれど、今起こっている多様な現象の背景をたどっていけば、それが妄想に論理必然性を付加するエビデンスにはなる。これについてはいずれどこかで書くとして、結論を言えば、こんな図になる。

Ai

★この四方に拡大していくのが2040年AI社会だ。ZOZOの前澤氏の宇宙旅行やリビング・ウィズ・アートな暮らしの紹介記事などは、まさにその広がりを物語っている。

★宇宙旅行の実現は、その技術が車や飛行機に応用されるから、宇宙旅行が常態化するかどうかよりも、日常生活の技術革新がものすごいことになている。SGDsもこの技術革新によって、一発解決する。

★エッ!?と思うだろうけれど、宇宙旅行には、ロケットのマシーン技術のみならず、エネルギー問題の解決をしなければならない。すでにユーグレナでその片鱗が見え隠れしているが、光合成の問題を解決するというコトがここにはある。

★光合成がAIによって人工的に創ることができたら、エネルギー問題は解決する。脱化石燃料だ。食糧問題も、実はこれもエネルギー問題のバリエーションだから、解決する。

★一般人が宇宙旅行ができるにはものすごい技術革新が必要だが、その恩恵は日常生活が浴することになる。

★脱化石燃料、食糧問題の解決は、平和をもたらす。なぜなら、戦争の根本問題は、エネルギーの奪取で、産業革命以降は化石燃料だったからだ。

★それからこの技術革新は、エネルギー問題の解決と同時にそれをかのうにする技術としての生産道具を人類一人一人がゲットすることができることだ。その生産道具とはAIそのものである。

★化石燃料の覇者になるにはどうしたらよかったのか、それには生産道具、ときには端的に武器であるが、その独占寡占が必要だった。だから支配被支配の格差が生まれてきたというか、必要だったのだ。それが解かれるのである。ここに貧困格差が無化される大きな契機が生まれる。

★かくして、投資は、創造的価値開発者になされる。前澤氏が、今話題のジャン=ミシェル・バスキアやロイ・リキテンスタインに何十億も投資するように。もちろん、アートだけではなく、1人ひとりの創造的才能に価値を見出す投資がなされる。

★しかもその投資は、今LINEが力点をおいているように、フィンテック経済によってなされるから、リーマンショックを引き起こすような金融投資は相互監視されることになる。

★そのブロックチェーンは、政治体制にも影響を及ぼし、似非民主主義を演じてきた中央集権は脱することができる。サイバー直接民主主義になるだろう。

★もちろん、そこに行き着くまでに、頑迷固陋な保守主義が抵抗するだろうが、2040年までには、最前線から消えている。だからAI社会の四方への広がりを阻害するのは、サイバーテロである。

★しかし、これもブロックチェーンによって相互監視できるだろう。それでも、その相互監視の質を上げ、そのシステムを持続可能にするには、一人一人の知性と感性と倫理観を養っていく必要がある。相互監視を監視する最高善の保障。

★これを、どこかの部署に一任することは再び問題が起こる。すべての人類一人一人に内在化する指導者が複数必要であり、その指導者同士が対話を続け相互にマネジメントしていく≪対話≫システムを形成していくことになる。

★その場が、学校だし、教師なのである。最終的には、C1英語は誰でもできるかサポートされるから、言語哲学が大事になる。PBLは、ブロックチェーン化によって、リアルにも当たり前になる。創造的思考力や言語力、倫理をメタ化する哲学とAI社会現実の技術としてSTEAMがリベラルアーツカリキュラムとして重要になる。今のような教科主義カリキュラムは実質的になくなるだろう。

★さて、そのような哲学×STEAMというネオリベラルアーツは誰が伝えていくことができるのか?それは教師をおいて他にいない。今のような教科主義的教師はいなくなるだろうが、リベラアーツカリキュラムをマネジーメンとする教師は極めて重要な役割を果たす。

★そのときは、もう今のような学校のスタイルはないかもしれない。しかし、教師のいるコミュニティは学校であることに変わりはない。ただ、それはVRの中にあるかもしれない。

★いずれにしても、このネオリベラルアーツのスキルや能力は人類の子供たち一人ひとりの身体脳に内在化されなければならない。

★もちろん、外科手術や投薬によってではない。マインドセットとしてである。もし、教師の役割が、このようなマインドセットではなく、外科手術や投薬の役割を演じるようになると、それはSFのようなディストピア誕生というコトになろう。

★そうなって欲しっくないなら、明日の<教師>育成のための環境を文科省だけではなく、みんなで創っていくことが必要だろう。



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2040年に向けて、私たちが何ができるか?それの1つの挑戦として21世紀型教育がある。三田国際の大橋清貫学園長と対談して、その確信は強くなった。

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