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2018年10月 3日 (水)

21世紀革命の到来が静かに 新「世界コード」へ

★ユヴァル・ノア・ハラリ氏の本や情報をググっていくと、やはり21世紀は革命の時代だというコトが了解できる。デジタル資本主義とかいう言葉でまとめると、何か20世紀と連続性があるが、いや少しは連続しているのだけれど、政治経済、当然教育がダイナミックに変わるには、デジタル資本主義程度では果たせない。

★最近、昨夕もそうだけれど、30代の先生方と対話をしていると、このことに気づいている先生方に出遭って、つい時間を忘れてしまう。しかし、教育と政治経済がルビンの壺であることの意識はそれほど濃厚ではない。

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★ただ、話をすれば、目が輝く。教育と経済を話す先生方はもちろんいるのだが、その経済がせいぜいGAFAレベルだ。これらの企業はまだ500年前に起こったカルヴァン宗教改革によって生まれた資本主義の延長上にある。デジタル資本主義と言ったとしてもせいぜいポスト資本主義の延長上にすぎない。

★しかし、近代資本主義、近代市民社会は、ルター的宗教改革による在り方もあった。しかし、これは今ではない。

★ある意味、そのルターのリフォメーションにバイオデータ主義という「世界コード」が加わって、新しい資本主義が生まれるというのが、ユヴァル・ノア・ハラリ氏やデジタルネイチャーを提唱する落合陽一氏のアイデアと重なる時がきたのかもしれない。

★例によって、何を言っているのかわからないといわれるだろうが、500年前以前の政治経済社会と500年前から20世紀までの政治経済社会と21世紀以降の政治経済社会(2040年ころ)の違いを考えてみると、21世紀がいかに革命的な時代なのかが了解できるだろう。

★いずれにしても、ルネサンス、宗教改革、大航海時代、産業革命、市民革命と時を経るごとに徐々に自由・平等・博愛を享受できる階層を広めてきたのだが、21世紀革命は、いったん、バイオデータ主義によってフラット、フリー、フェアーを人類すべてが享受できるようになり、自然と新しい社会と精神が好循環を生んでいくことになる。

★そんな馬鹿な!と思う方もいるだろう。でもそうならなきゃ、SGDSなんて到達できないんだけれど。まさか、この方向性を創ろうとせに、対処療法的に片付けようとしているわけではないよね。


★いずれにしても、授業とは何か、何を素材にするかという「何」というコンテンツにこだわっていると、バイオデータ主義的世界コードのパーツである領域の囚われの身となるだろう。すべては、関数に集約されてしまうのだから。メタとは、関数的構想力のことなのである。

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