内蔵秩序と外在秩序のエッジ(4)次のステージ
★深夜はSNSでチャットと音声で親友と久々だったこともあり、長く語り合い、このタイミングで、いやだかろこそか、愛と希望と死についてため息まじりに対話した。7日京都で長いミーティング。教育改革の天才と呼ばれている理事長と大構想について対話した。再び大阪に戻り、ミーティング。今、明日のイベントに向けて準備をしながら帰路についている。次のステージは見えかけているような気がする。
★今回の知の旅の誘いは、授業における創造的思考はいかにして可能か?という旋律がずっと流れていた。探究という総合学習も大切だし、国内外の学習ツアーも大切である。語学研修やイベントもそうだ。
★しかし、それが外在秩序に過ぎなければ、たんなる教育の意匠にすぎないということも共有できたと思う。
★特に、関西と北海道の大被害に、自然のコントロール不能な猛威とそれにもろくも崩れる社会制度設計。大阪と北海道の電力災害は、あらゆるライフアインを寸断した。八雲の菅原先生とは、その限界ギリギリのところで、生徒たちが将来生き抜いていけるようになるには、どうしたらよいのかというやりとりもした。
★<限界ギリギリの究極のところで、難を避け、突破し、困っている人と協力して生き抜いていく力はいかにして可能か。
★そのギリギリの限界に立って、ものごとを考える。つまり外在秩序EOと内蔵秩序IOが乖離しているのではなく、ぴたりと符合しているエッジを創ることができる脳神経系と身体の形成。>・・・C軸
★そのチャンスは、一つひとつの授業をおいて他にないだろう。C軸を基礎にした授業ということなのだ。
★その最先端の学びの空間は、水都国際がオープンスクールでやってのけ、4日に、「水都国際 究極のオープンスクール 愛と希望の弁証法」というメモを本ブログに書き込んだ。
★そこから、以前から知り合いだった水都の二人の先生とのやりとりがさらに深まった。おそらくレゴと知の円盤(勝手に私がそう呼んでみた)のカップリングにあらゆる学習理論を引き算の美学でつないだスマートプロジェクト学習で、今まで見たことがない。
★それゆえ、そのカップリングには、PBL(プロジェクト学習)の外在秩序ではなく、内在秩序とも符合しているエッジが現れている。
★そのエッジのイメージを、アサンプションの副校長丹澤先生とPBLプロジェクトリーダーの瓶割先生と長いミーティングをしながら共有していった。
★香里ヌヴェール学院では、この夏、様々な研修がなされGrowth Mindsetが膨らんでいるので、そのタイミングで、授業リサーチをさせて頂いた。教頭三宅先生、主幹龍美先生、企画室課長高谷先生とは、授業の中にいかにPBLが反映できるのかリサーチ結果に基づきながらリフレクションができた。多様な視点を頂いた。
★聖学院の伊藤豊先生(高等部長)とは、タイ研修で生徒がどのように成長するか、そのエッジはどこにあるのか対話は長年続いていて、今も生徒とつくった冊子を介して続いているが、静岡シンポジウムで、伊藤先生と田代先生(静岡聖光学院副教頭)とのトークセッションで、創造的思考力は、やはり物語思考という側面から生成されると実感した。お二人の対話そのものが物語思考によって生成されている。
★数学的思考については、聖学院の児浦先生、本橋先生、静岡聖光学院の植田先生とのコラボ思考力セミナーやパネルディスカッションで輪郭が見えた。その着想はアサンプション国際の瓶割先生と対話することができ、普遍的であることにも気づいた。
★高橋博先生(聖パウロ学園理事長・香里ヌヴェール学院とアサンプション国際の21世紀型教育改革リーダー)と平方校長(工学院校長・東京私立中学高等学校協会副会長)との対話では、意外とみな知らないのであるが、両先生はアーティストで、やはりなんといってもアートシンキングの持ち主。
★それゆえ、いわゆる経営者という視点だけで話し合っていると、理解できないところがでてくる。私はアートシンキングがもともと好きだから、お二人と話をしてトレーニングを続けている。しかし、いよいよ静岡聖光学院の社会と理科の先生方と話していて、構造論的アートシンキングが可能なところまできているなと。
★かくして、C軸思考と呼んでいる創造的思考は、具体的には、物語思考、数学的思考、アート思考の3方向からアプローチして統合していくプログラムが必要ではないかと感じいっている。あっ、これは工学院の田中先生(教務主任)の授業でもあるなと頭をよぎった。とにも、新幹線の中で、この1週間ほどをリフレクションするとそんなところだろうか。
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