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2018年9月18日 (火)

【グローバル教育3.0】 八雲学園の中核的英語のトレーニング 文化資本を創る

八雲学園の英語教育が中1から高3まで、生徒の英語のスキルの発達を促す多角的で螺旋状の壮大なプログラムになっているのは業界では有名である。

★そして、毎年5月末に行われるイエール大学との国際音楽交流、年間通じてのラウンド・スクエア加盟校との交流は、螺旋プログラムから生徒の言語能力をトルネードにスイッチを切り替える大きなグローバル教育3.0のイベントであることも、ようやく世の中に知られるようになってきた。

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(UCサンタバーバラで3か月留学最中の1シーン)

★これらの多角的で螺旋的な深いプログラムについては、八雲学園のサイトがきめ細かく頻繁にその様子を発信しているので、ぜひご覧いただきたい。


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★そのような中で、八雲学園の英語という言語能力をハイレベルなところまで本格的にトレーニングする中核プログラムについて改めて触れたい。

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★それは、「9カ月プログラム」と呼ばれる、高1の段階に選ばれし12人の高1生が挑戦するプログラム。もう5年以上続いている


★今年迎えた創立80周年記念事業の一環として、八雲学園の教育の総合力のバージョンアップが構想されてきたのだが、この9カ月プログラムもその一つ。もちろん、今春果たした共学化もそうだ。

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★なぜこのプログラムが中核かというと、イエール大学との交流やラウンドスクエア加盟校と交流の時に活用する英語力は、思考力、表現力、判断力、英語の多角的な高度なスキル力をもった生徒がたくさんいなければならないというところから動き出したからだ。

★もちろん、八雲学園は生徒全員が世界標準の英語力を身につける環境であるが、普通は、そこまでで十分である。まさか母国語級の言語能力をすぐに全員が身につける環境など作ろうなどとは思わないだろう。

★しかし、そこが八雲学園なのだが、その環境を創ることに挑戦したのだ。そのために、八雲中学再開のときに水平に広げた英語能力を、80周年に向けて垂直のベクトルを立てたのだ。

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★こうして水平と垂直の座標ができあがった。

★これによって、9カ月プログラムでトレーニングをうけた生徒が、それぞれの部活、たとえば、グリーというミュージカル部や軽音楽部、それに生徒会でも、仲間に刺激を与えていった。

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★座標の中は豊かなトルネードを生みながら満たされていった、いや現在も進行形でどんどん膨らんでいる。受験英語の言語力で満足することなく、文化資本として言語能力が八雲学園に充満しているのである。

★文化資本は、生徒1人ひとりの財産であり、八雲学園全体の財産でもあるが、文化資本になってこそ、日本の教育のリソースとなるのだ。

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★八雲学園グローバル教育3.0は、言語能力を文化資本というバリューにアップデートしていくのである。教育を創るというコト、教育を改革するというコトは、文化資本を積み上げていくことなのだ。表層的なイベントや受験英語勉強だけに時間を費やすというのは、ただ他者が積み上げてきた文化資本を浪費するだけというコトだ。

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★心の大空に掲げられた八雲学園の創立80周年記念の旗には、「伝統と革新」というイートンカレッジと心を一つにするフレーズが刻まれている。まさに文化資本のアップデートの歴史を継承し続けることの宣言なのだ。

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