【21世紀型教育機構シンポジウム】 新しい思考力の発掘 M.Art.S.thinkig(1)
★テーマは、「静岡から世界を変える」という「静岡聖光学院の挑戦」。先生方も生徒も、国内外で、リサーチをし、戻ってきては、学内シェアをして内省を深めている。その過程そのものが人材の成長の場である。その挑戦する姿を、対話形式でシンポジウムで映し出した。
★対話にこだわったのは、21世紀型教育機構の学びの核が「対話思考」だからであり、それがすでに常態化しているからでもある。
★教育で世界を変える仕掛け人星野先生(静岡聖光学院副校長)は、総合司会として軽妙に参加者に語りかけ、シンポジウムの会場の空気を澄みやかにし、活性化させたもした。
★今回、登壇した首都圏模試センターの取締役教育情報部長北氏と同センター取締役統括マネージャー山下氏は、新しい中学入試市場を創出するリーダーである。それゆえ、21世紀型教育機構も、そのような新しい市場の優れたプレイヤーの1つであると位置づけ、トークセッションという対話形式で、エールを送った。
★また、静岡聖光学院の先生方は、21世紀型教育機構の先輩加盟校で男子校かつクリスチャンスクールという近しい関係の聖学院の先生方といっしょに学びや授業の研究をしているということもあり、聖学院の3人の先生方もかけつけた。
★聖学院の 伊藤先生(高等部長)と静岡聖光学院の田代先生(副教頭)は、共に国語という言語の教師で、それぞれのディープなグローバル教育について<ストーリーテラー>よろしく、感動と笑いのトークセッションを披露。
★同時開催の思考力セミナーを制作・運営した植田先生(静岡聖光学院数学科主任)とコラボした児浦先生(聖学院21教育企画部長)、本橋先生(聖学院数学科主任)は、セミナー終了後、体験した生徒を、保護者のもとに連れてきて、そのままパネルディスカッションに突入。
(思考力セミナーはリニューアルしたばかりの教室“Cleative.Lab”で行われた。)
★子ども扱いすることなく、つまり、生徒と大人の区別することなく、今回のセミナーの趣旨や仕掛けやそこでどんな成長が生まれたのかなどパネルディスカッションを行った。ここでも対話が広がった。
★コーディネーターの鈴木氏は、IBを学んでいる生徒や大学入試に立ち臨む帰国生のサポートをしているが、今年ケンブリッジ大学に進んだ教え子の論述答案を3人の先生に提示しながら、数学的思考力が、エッセイライティングにも反映することを、先生方と検証していく場面もあった。
★また、21世紀型教育の創造的リーダーの権威の1人三田国際学園の教頭の田中先生も飛び入りで、パネルディスカッションに参加する場面もあり、オープンなシンポジウムの雰囲気が広がっていた。
★21世紀型教育機構理事で、多くの私立学校の21世紀型教育のアドバイザーでもある石川一郎先生はキーノートスピカ―だったが、独白的講演ではなく、参加者に問いを投げかけたり、時には参加者にふるなどして、得意のアクティブラーニング型講演を行った。
★ファイナルセッションは、予定になかったイートン・カレッジのサマースクールから帰ってきた寮生と同行した教師とのトークセッション。星野先生の仕掛けたサプライズだった。
★このように、シンポジウム、セミナーを通して、<対話>をベースに展開されていたために、予定していた<数学的思考>以外に<2つの思考>が、明快に作動していたと、シンポジウム終了後のリフレクションで気づいたのである。(つづく)
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