東京都私立学校展で(3)聖学院 クリエイティブなオンリーワン・フォー・アザーズ
★この元気溌溂なアニメの男子。自由でアーティスティックで、ジャパノロジーで、クールな感じがいい。
★聖学院は、副校長清水広幸先生によると、今年ますます帰国生獲得にも力を入れる。当然、彼らを受け入れる自由で溌溂としたグローバルな環境を充実させるわけで、それが国内生にとってグローバル教育3.0のアドバンテージの高い環境にもなる。

★そして、なんといっても、タイ研修というSGDsを先取りした本格的グローバル教育3.0プログラムがある。伊藤豊先生を中心にオール聖学院で、世界の痛みをシェアする。生徒たちは、なんとかしなければと身体中震えがとまらない体験をして、ジャーナリズムに、研究者に、グローバル企業に、NPOに、国境なき医師団にとそれぞれの才能を生かし、世界に貢献することで、世界を変える風穴をあける人間力を育てていく。
★この聖学院の教育こそ、オンリーワン・フォー・アザーズ教育の最先端最前線最高の教育である。
★私学の系譜のルーツの1人である内村鑑三は、教師になるのもいい、大金持ちになって、寄付をして世界に貢献するのもいい、作家になって思想的影響を与えるのもよい、政治家になって、社会をよくするのもよい、だが、なんといっても、一人一人の勇敢で高邁な精神ほどかけがえのない人類の子供たちの財産はないだろうと語った。
★この内村鑑三の発想こそ、オンリーワン・フォー・アザーズの精神であるが、この損得勘定功利主義の蔓延している日本社会で、それを「実現」している唯一の男子校は聖学院をおいて他にない。
★こんなことをまともに真剣に受け入れるシステムをもった大学はわずかである。しかし、この精神を大切にすることが当たり前なのが海外の大学である。聖学院が海外にも視野を広めるのは必然である。
★日本の大学システムの大きな間違いは、ここなのに、2020年大学入試改革は何をチマチマやっているのだろうか。この元凶は東大初綜理加藤弘之から始まった。
★精神なんか近代国家づくりに何の役に立つのか、社会進化にとって邪魔なのだと。そこから抑圧教育が始まり、いまだにクリアできていないどころか、脈々と続いている。文科省をはじめとするメディアを騒がしている教育組織の不祥事は、その象徴的な事件である。
★加藤弘之の講義に猛然と抗議して、東大をやめて渡米してアメリカの大学で学んだのが聖学院の初代校長石川角次郎である。
★≪官学の系譜≫=東大初綜理加藤弘之 vs ≪私学の系譜≫=聖学院初代校長石川角次郎の対決は、今も続く。よって、聖学院のオンリーワン・フォー・アザーズの教育は極めて重要なのだ。
★そして、石川角次郎の出身高校が開成である。開成の柳沢校長が、受験生入学後、偏差値の高低を気にする「水平競争」から、自分の成長を自分と競争しながら飛躍していく「垂直競争」に舵を切るように説くのは、オンリーワン・フォー・アザーズを説いているのと同じである。
★聖学院と開成が精神でシンクロする部分が今もあるということか。そういえば、開成の初代校長は、高橋是清である。強欲資本主義を制し、公正な配分の正義を発動させた資本主義政策をとったことで、時の大蔵大臣高橋是清は、二・二六事件で暗殺された。
★ここにも≪官学の系譜≫ vs ≪私学の系譜≫の対峙がある。
★今、文科省と大学入試改革をめぐり議論している私学人の1人に工学院の校長平方邦行先生がいる。平方先生は、長年聖学院で教鞭をとり、校務部長を務めていた。
★今、工学院の先生方と「人類の子供たち」の未来を創るべく教育活動をしている。21世紀型教育機構の発起人の1人でもある。
★光も影も、その「原初」に立ち還ることでいろいろなモノやコトが見えてくるものである。そして、教育の原初は、なんといっても、オンリーワン・フォー・アザーズなのである。
★私学の系譜のルーツの1人である内村鑑三は、教師になるのもいい、大金持ちになって、寄付をして世界に貢献するのもいい、作家になって思想的影響を与えるのもよい、政治家になって、社会をよくするのもよい、だが、なんといっても、一人一人の勇敢で高邁な精神ほどかけがえのない人類の子供たちの財産はないだろうと語った。
★この内村鑑三の発想こそ、オンリーワン・フォー・アザーズの精神であるが、この損得勘定功利主義の蔓延している日本社会で、それを「実現」している唯一の男子校は聖学院をおいて他にない。
★こんなことをまともに真剣に受け入れるシステムをもった大学はわずかである。しかし、この精神を大切にすることが当たり前なのが海外の大学である。聖学院が海外にも視野を広めるのは必然である。
★日本の大学システムの大きな間違いは、ここなのに、2020年大学入試改革は何をチマチマやっているのだろうか。この元凶は東大初綜理加藤弘之から始まった。
★精神なんか近代国家づくりに何の役に立つのか、社会進化にとって邪魔なのだと。そこから抑圧教育が始まり、いまだにクリアできていないどころか、脈々と続いている。文科省をはじめとするメディアを騒がしている教育組織の不祥事は、その象徴的な事件である。
★加藤弘之の講義に猛然と抗議して、東大をやめて渡米してアメリカの大学で学んだのが聖学院の初代校長石川角次郎である。
★≪官学の系譜≫=東大初綜理加藤弘之 vs ≪私学の系譜≫=聖学院初代校長石川角次郎の対決は、今も続く。よって、聖学院のオンリーワン・フォー・アザーズの教育は極めて重要なのだ。
★そして、石川角次郎の出身高校が開成である。開成の柳沢校長が、受験生入学後、偏差値の高低を気にする「水平競争」から、自分の成長を自分と競争しながら飛躍していく「垂直競争」に舵を切るように説くのは、オンリーワン・フォー・アザーズを説いているのと同じである。
★聖学院と開成が精神でシンクロする部分が今もあるということか。そういえば、開成の初代校長は、高橋是清である。強欲資本主義を制し、公正な配分の正義を発動させた資本主義政策をとったことで、時の大蔵大臣高橋是清は、二・二六事件で暗殺された。
★ここにも≪官学の系譜≫ vs ≪私学の系譜≫の対峙がある。
★今、文科省と大学入試改革をめぐり議論している私学人の1人に工学院の校長平方邦行先生がいる。平方先生は、長年聖学院で教鞭をとり、校務部長を務めていた。
★今、工学院の先生方と「人類の子供たち」の未来を創るべく教育活動をしている。21世紀型教育機構の発起人の1人でもある。
★光も影も、その「原初」に立ち還ることでいろいろなモノやコトが見えてくるものである。そして、教育の原初は、なんといっても、オンリーワン・フォー・アザーズなのである。
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