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2018年8月19日 (日)

東京都私立学校展で(5) 未来を創る教育の学校に集まる傾向

★21世紀型教育と標榜してはいないけれど、未来を創る教育に挑戦して本質的には21世紀型教育を実施している学校に生徒が集まる傾向が強くなってきたかもしれない。


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★宝仙理数インターは、相変わらず人気で、ブースは黒山の人だかり。2019年には新4科入試という、4科目入試だけれど、テーマは共通という、いわゆる探究型の問題を出題するようだ。

★リベラルアーツ入試やグローバル入試は、日本語でプレゼンするか英語でプレゼンするかの違いはあるが、基本自分の才能を大いに生かせる入試である。

★そのような探究型や創造的思考力をみる入試を出題するというコトは、当然、カリキュラムもそうなっているというメッセージが込められている。

★ナショジオ入試で有名になっている成立学園のブースにも受験生が集結していた。


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ホンマノオト「2019年中学入試の新フレーム(177) 成立学園の半端ないソフトパワー
」でも紹介したが、同学園では、各教科やイベントのコアカリキュラムがアースプロジェクトとして意識され、そのメタカリキュラムとしてナショジオプログラムがある。アースプロジェクトは見えない学力と呼ばれ、成立学園のソフトパワーを学ぶ環境ができるている。


★ナショジオ入試ができるのは、このようなプログラムがデザインされているからである。

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★神田女学園も人気が高まっている。今年から副校長に宗像先生が就任し、グローバル教育、STEAM教育に力を入れていく。そのメッセージとして、国語・算数・英語から2教科選択型入試を設定する。適性検査型入試や新思考力型入試も設定。生徒の潜在的な才能を大切にすることが伝わってくる。

★宗像先生は、広尾時代、大橋清貫先生と共に新時代教育とは何かを追究してきた。そしてお二人とも、広尾を離れてからそれぞれの道を歩むが、大橋清貫先生は、学園長として、三田国際学園を21世紀型教育で形作ったわけで、したがって宗像先生も、開智日本橋に移ってからは、「21世紀型教育」について関心を高めていた。今回神田女学園で新しい学校づくりをするときのコンセプトに21世紀型教育があることは間違いないだろう。

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