GLICCからニュース ケンブリッジ大学に合格
★昨日の朝、本ブログで「GLICC代表鈴木裕之氏との対話を通しグローバル教育3.0のウネリ実感」を書いたその日の午後、鈴木氏から電話があった。ケンブリッジに合格しましたよと。それと思考のトレーニング可視化してくれてありがとうございますと。
★その声は、喜びのトーンというより、確信の響きだった。そして、その確信は、その日の夜、鈴木氏がGLICCのサイトに、書き込んでいた。
★その内容については、鈴木氏自身の言葉を読んだ方がよいので、そちらをご覧いただきたい。
★鈴木氏の確信と私の確信は、もちろん共通する部分もあるが、違いもあろう。共通点は、鈴木氏のいう、GLICCで作り上げた「思考のトレーニング」=「思考コード」×「思考スキル」×「CANVS」が有効性の検証ができたということだろう。
★その生徒が、なぜ鈴木氏のもとにやってきたかというと、思考トレーニングができる最先端の場が、日本にもあったと口コミで知ったからということらしい。
★その思考トレーニングを私の方で、リアル&サイバースペースインタラクティブラーニングとして可視化したわけである。
★違いは、思い出である。鈴木氏がそう思っているかどうかは聞いたことがないから、もしかしたら想いは共通しているかもしれないが。。。
★鈴木氏とは、もう25年以上のつきあいである。その間に何年かは、氏はシンガポールや香港、オーストラリアで修業していたが、帰国後、再び互いの起業について議論し合い、いっしょに起業するのではなく、それぞれ起業し、協働しながら互いの得意な領域を切り拓いていこうと。
★互いにラップトップ一台を持ち歩き、当時の言葉でいえば、ノマドを決め込んでいた。今はGLICCという共通のハブを構えたが、それでも最小限のフィジカルなスペースである。氏は、オンラインで世界の子供たちとつながるから、リアルなスペースは小さく、サイバースペースは無限というコンセプトである。
★起業として、成功しているかわからない。日々、自転車操業である二人である。しかしながら、25年前に出遭ったときからやってきたことは、小学校3年からの「思考力育成」システム作りである。
★授業ーテキストーテストー教科コードー評価というシステムに取り組んでいた。しかし、頭の中で作るというよりは、目の前の生徒と実際に対話をしながら、彼らが活性化したり、自分の殻を破る瞬間を捉えながら、そこを足場にしてテキストをつくった。
★特に、当時東大の言語学の第一人者池上嘉彦先生にインタビューにいったときに、知識や論理を追究するテキストは山ほどあるけれど、リアルを創り出す想像力を強烈に引き出すテキストは開発されていないよとヒントを頂き、創造的才能者の思考をトレーニングするテキストはいかにして可能かという着想を2人は共有した。
★この点は、今も変わらないが、多くの生徒(小学校低学年から大学生まで)と対話しながら、一人一人が創造的才能を開花し広げていく瞬間を共有し、それをテキストやプログラムとして一般化していく作業が、思考コードや思考スキルという超抽象化である。
★もちろん、完成したわけではない。ただ、今回のケンブリッジに合格した生徒と思考対話して、その生徒がフロー状態になって思考している様子に接していて、2人で、考えるというコトはこういうことだよねとメールや電話で共有していたのを思い出す。
★思考トレーニングのシステムは、科学的というより、そのような生徒との出会いの中で、成長してきたという方が正しいのではないかと思っている。生徒も成長するだろうが、私たちのほうがもっと成長させられてきた。だから、そのシステムは可視化して、次に出遭う生徒に提供できるようにしたいわけだ。
★もっとも、出遭うたびに、システムは改善されてきているのだが。
★それにしても、この着想を25年くらい前に持った大きな契機は、当時授業で直接かかわった生徒で1年で麻布に合格した生徒が40人くらいいた。その時期を共体験しているということは大きい。
★その塾全体で280人くらいは毎年合格していた時期だから、そういう体験をしていたのも当然であるが、そのときいろいろな生徒がいた。ただ、読書に抵抗がある生徒は、私の周りにはいなかった。ただ、いわゆる偏差値は60に届かない生徒もいた。
★その生徒が合格するには、今でいうアダプティブラーニングというのをやっていたのを思い出す。壁を超えたり、殻を破ったり、そういう瞬間が生まれれば、偏差値に関係なく合格するという確信が妙にあった。
★その確信をデータ化できないかと大騒ぎしていた時代もそのときである。IRTをかなり訛った使い方をしていたが、IRTを使った項目分析ができるデータを模擬試験に応用したのもその時期である。
★いずれにしても思考トレーニングのシステムは。毎年出遭う生徒によって成長させられる。おそらく、2人は、10,000人以上挑戦するテストを作成してデータ分析をし、授業に生かす体験を共有していたから、思考コードとか思考スキルという発想になじんでいるのだと思う。
★目の前の生徒との対話思考と10000人以上のデータの接点を見出す作業というのは、もしかしたらちょっと特殊な体験なのかもしれない。
★今、首都圏模試センターのリサーチフェローとして、2人は今も同じようなチャンスを頂いている。よくデータ主義と揶揄されるが、そのデータをつくったのは、生徒1人ひとりなのである。
★データと生身の生徒の成長を重ね合わせる思索ができる新しい仲間との出会いを、2人は今探しているところでもある。特に私は、年齢的にあと10年仕事ができるかどうかだろうから。
★鈴木氏とは、もう25年以上のつきあいである。その間に何年かは、氏はシンガポールや香港、オーストラリアで修業していたが、帰国後、再び互いの起業について議論し合い、いっしょに起業するのではなく、それぞれ起業し、協働しながら互いの得意な領域を切り拓いていこうと。
★互いにラップトップ一台を持ち歩き、当時の言葉でいえば、ノマドを決め込んでいた。今はGLICCという共通のハブを構えたが、それでも最小限のフィジカルなスペースである。氏は、オンラインで世界の子供たちとつながるから、リアルなスペースは小さく、サイバースペースは無限というコンセプトである。
★起業として、成功しているかわからない。日々、自転車操業である二人である。しかしながら、25年前に出遭ったときからやってきたことは、小学校3年からの「思考力育成」システム作りである。
★授業ーテキストーテストー教科コードー評価というシステムに取り組んでいた。しかし、頭の中で作るというよりは、目の前の生徒と実際に対話をしながら、彼らが活性化したり、自分の殻を破る瞬間を捉えながら、そこを足場にしてテキストをつくった。
★特に、当時東大の言語学の第一人者池上嘉彦先生にインタビューにいったときに、知識や論理を追究するテキストは山ほどあるけれど、リアルを創り出す想像力を強烈に引き出すテキストは開発されていないよとヒントを頂き、創造的才能者の思考をトレーニングするテキストはいかにして可能かという着想を2人は共有した。
★この点は、今も変わらないが、多くの生徒(小学校低学年から大学生まで)と対話しながら、一人一人が創造的才能を開花し広げていく瞬間を共有し、それをテキストやプログラムとして一般化していく作業が、思考コードや思考スキルという超抽象化である。
★もちろん、完成したわけではない。ただ、今回のケンブリッジに合格した生徒と思考対話して、その生徒がフロー状態になって思考している様子に接していて、2人で、考えるというコトはこういうことだよねとメールや電話で共有していたのを思い出す。
★思考トレーニングのシステムは、科学的というより、そのような生徒との出会いの中で、成長してきたという方が正しいのではないかと思っている。生徒も成長するだろうが、私たちのほうがもっと成長させられてきた。だから、そのシステムは可視化して、次に出遭う生徒に提供できるようにしたいわけだ。
★もっとも、出遭うたびに、システムは改善されてきているのだが。
★それにしても、この着想を25年くらい前に持った大きな契機は、当時授業で直接かかわった生徒で1年で麻布に合格した生徒が40人くらいいた。その時期を共体験しているということは大きい。
★その塾全体で280人くらいは毎年合格していた時期だから、そういう体験をしていたのも当然であるが、そのときいろいろな生徒がいた。ただ、読書に抵抗がある生徒は、私の周りにはいなかった。ただ、いわゆる偏差値は60に届かない生徒もいた。
★その生徒が合格するには、今でいうアダプティブラーニングというのをやっていたのを思い出す。壁を超えたり、殻を破ったり、そういう瞬間が生まれれば、偏差値に関係なく合格するという確信が妙にあった。
★その確信をデータ化できないかと大騒ぎしていた時代もそのときである。IRTをかなり訛った使い方をしていたが、IRTを使った項目分析ができるデータを模擬試験に応用したのもその時期である。
★いずれにしても思考トレーニングのシステムは。毎年出遭う生徒によって成長させられる。おそらく、2人は、10,000人以上挑戦するテストを作成してデータ分析をし、授業に生かす体験を共有していたから、思考コードとか思考スキルという発想になじんでいるのだと思う。
★目の前の生徒との対話思考と10000人以上のデータの接点を見出す作業というのは、もしかしたらちょっと特殊な体験なのかもしれない。
★今、首都圏模試センターのリサーチフェローとして、2人は今も同じようなチャンスを頂いている。よくデータ主義と揶揄されるが、そのデータをつくったのは、生徒1人ひとりなのである。
★データと生身の生徒の成長を重ね合わせる思索ができる新しい仲間との出会いを、2人は今探しているところでもある。特に私は、年齢的にあと10年仕事ができるかどうかだろうから。
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