東京都私立学校展で(11) 八雲学園 ハイクオリティ教育を持続
★近藤会長は、八雲学園の理事長・校長でもある。協会の仕事をするときは、<私>を捨てて、私立学校全体の教育の存続可能のために、政財官学及びメディアと丁寧なコミュニケーションをして、私学の魂の共鳴共振に尽力している。
★傍から見ていると、その力をもし八雲学園のみに注いだらどうなるのだろうと思いつつ、<私学人>とは、他者に尽くす自分軸がぶれないすさまじい生き様なのだと、感服してしまう。
★一方で、八雲学園の先生方にも頭がさがる。近藤先生が私学のプレゼンスを高められるのは、八雲学園それ自身がしっかりと教育の質を持続可能にしていなければできないことだからだ。
★そういう意味では、八雲学園の先生方も、私学のプレゼンスを高めるのに大いに貢献している。そうはだれも思っていはいないかもしれないだろうし、当の本人である八雲学園の先生方もそんなことは意に介していない。だからこそ<私>を捨てて教育に没入できるのであるが。
★近藤先生の声の響きがつややかだったのは、今春共学化も果たし、今まで日本の教育で見たことのないグローバルな総合教育の域まで到達したからであり、そのハイクオリティ教育を持続可能にするチーム八雲が教職員・生徒一丸になって形成できている手ごたえをしっかり感じているからであろう。
★近藤先生は、いつもこう語る。「子供は生まれる時代を選べない。しかし未来を創ることはできるのだ」と。この予測不能な時代にあって、にもかかわらず八雲学園の生徒たちはポジティブな世界観を深堀し膨らまし、未来を創る得難き価値を有する人間として育つのだという確信を改めて感じた。
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