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2018年8月 3日 (金)

静岡聖光学院 日本の未来は、この10年間にかかっているということを共有したい。

★9月2日(日)、静岡聖光学院は、「第2回21世紀型教育機構静岡シンポジウム」を開催する。

★今回のシンポジウムは、とても大切な意味のあるシンポジウムになる。おそらく、その内容は、本邦初となろう。それは、2006年から2016年に生まれた人類の子供たちの中高時代の教育いかんによって、それ以降の子供たちの未来が大きく左右されるという隠された真実をシェアし、そのディストピア回避のためには、静岡エリアの教育にかかっていることが明らかにされるからである。

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★このままだと未来は暗いことは、上記写真にあるようなベストセラーの本に書かれている。たしかに、そのディストピアをユートピアに転換する方向性は示されているが、具体的には、どのようにしたらその方向性が実現できるかについては、ビジョンや戦略はない。

★なぜか?それは、人類の子供たちの中高の教育の在り方が十分に明かされていないからである。2020年に大学入試改革があるから、それに向かってどこも一斉に動いているから、なんとかなるかもしれないと思っている方もいるが、実際には、変化のスピードは遅いし、かりに十分行われたとしても、すでに世界には大きく遅れをとっていて、巻き返しができるほどの改革内容ではないというのが真相だからだ。

★まして、このままでいいというのは、論外なところまで来ている。

★それゆえ、静岡聖光学院をはじめ、その同士である21世紀型教育機構メンバー校は、協力して、2020年の教育改革を超えて、大きな転換を生み出そうとしている。

★その一環として、“Global Immersion”という、英語イマージョンではなく、グローバルな政治経済文化、人間関係の環境丸ごとイマージョンしようという教育活動を行うのである。

★そのためには、C1英語(ざっくりいうと英検1級レベル)、PBL型授業、ICT活用、STEAM教育などトータルな21世紀型教育の実践をすることである。

★静岡聖光学院は、昨年21世紀型教育機構に加盟し、猛スピードで、この実践を追い上げている。すでに、イートンカレッジ卒業生が、ギャップイヤーを利用して、静岡聖光学院で教育活動を行っている。


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★また、東のイートンであるマレーカレッジの招きで、イノベーション国際会議に参加。静岡聖光学院のクリエイティブな提案は高い評価を受けた。マレーシアは、アジアの中では世界中から学生が集まる大学があり、英語のレベルが東南アジアでトップクラス。

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★また、現在、静岡聖光学院の生徒は、イートンカレッジで、サマースクールで学んでいる最中である。

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★大きな気づきを得て、母校に帰還し、イートンと静岡聖光学院のシナジー効果を生み出すことが期待されている。

★このような俊敏な動きができるのは、静岡聖光学院の教師力がパワフルだからである。以上のようなグローバルイマージョンを行える「思考力」を養うソフトパワーが豊かだからである。

★今回も、この思考力育成体験講座を、シンポジウムで開催するが、思考力セミナーの生みの親であり、毎年各種メディアで頻繁に取材されている聖学院の教師と協働してプログラムを作成している。聖学院もまた、21世紀型教育機構加盟校である。

★静岡というエリアは、その文化的リソースが豊かで、企業、スポーツ、食など、もっともっとグローバルなネットワークを紡いでいける地である。 しかし、静岡エリアの市民がそれを十分に自覚しているとは限らない。 


★そのグローバルな広がりを生み出していくには、そして、そのことの重要性に気づくには、グローバルイマージョンという教育が必要である。自由な発想と冒険心と深き愛情というGrowth Mindsetと深い思考力そして発信力。この静岡エリアにある潜在的マインドコンセプトを顕在化することが重要である。


★自分だけよければよいという損得勘定が蔓延しているポピュリズムを乗り越えて、人類の子供たちの新たな地平をいっしょに見つけたい。その道のりは果てしないし、艱難辛苦だけれど、いろいろな苦悩や悲しみを背負いながらも、静岡聖光学院の先生方は、前に進んでいる。9月2日、その深い思いを共有する場となることを期待している。

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