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2018年8月15日 (水)

【思考コード分析09】 思考論的転回が起きている。

★A軸思考、B軸思考は、thoughtとしての思考であり、C軸思考は、thinkingとしての思考であり、A×B×Cは、首尾一貫した思考である。思考は自らを分断する、断片化する、分類する機能が好きであり、自分で自分を抑えることができない。

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★しかし、思考はオブザーバーのように、外界や現象をただ情報化して伝えるだけだと主張してきた。実際には、世界を変え、作ってきたのは思考である。しかし、思考は人間としての自分が思考に影響を与えて、世界を統御をしていると思わせている。

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★森の中で、デヴィット・ボームの多くの人と「思考」について対話した痕跡を読みながらこう感じた。

★ 思考は自らを客観性のポジショニングに置き、狡知として働いるが、それが、見えない。世界を創っているのは、私ではなく、思考である。そのベールを剥ぐのは、私が、再び、自然のシステムに思考を道連れにして浸るのがよい。多様性としての自然と社会と精神の循環を生成するグローバルイマージョンとは、言語と思考と社会と自然の首尾一貫性を回復することである。

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★思考について、考え方が大きく転換する思考論的転回が、ボームの中では、1990年すでに起こっていたのである。



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