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2018年7月30日 (月)

城北の未来創造準備教育 世界大学ランキング上位大学進学をステップに体験したことのない未来を創造する思考力を育成する。

★首都圏模試センター主催のセミナー終了後、城北中学校・高等学校の入試委員長清水団先生と少し対話できた。清水先生は、「城北が目指し、すでに実践している教育ビジョンは、本間さんと同じですよ」と。

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★清水先生は、城北のICT教育デザインの中心的役割も果てしているが、デザインする際、MITメディアラボのミッチェル・レズニック(Mitchel Resnick)教授の考えをベースにしている。

★今、日本の教育のアクティブラーニングで頻繁に活用されているレゴやプログラミングで活用されているスクラッチの開発の大元である。

★探究とか研究は、大元の論文や著書を読んだり、インタビューしたりするのが基本中の基本である。大元が開発したものを二次使用、三次使用・・・しているビジネス団体のものは、わかりやすくなっているから、活用するのは構わないが、学びの根源にまではたどりつかない。

★そんな暇はないと多くの人は言うだろう。だから、一人でやるのではなく、学校は、清水先生のように、それぞれの領域におけるプロフェッショナルがいて、協働するのである。

★そのような学校でないと、まだ見ぬあるいは体験したことのない未来を生徒といっしょに創ることができないだろう。だから、学校教育の質は、教師の質にかかっている。

★学校と予備校の大きな違いは、学校における大学進学準備教育は、その生徒にとって、未来を描くスプリングボードあるいは拠点である。

★予備校における受験指導は、合格まで導くことでよいのである。最近は、モチベーションビジネスがトレンドであるから、そんなこともないように見えるが、全人教育ではない。もっとも、AO入試対策ビジネスも広がっていて、そこの領域では、実際には、学校以上に学校かもしれないと思える予備校も登場してきた。

★しかし、とにも学校は全人教育が主たる役割であるから、どんな社会システムになるかは不確実だが、AI社会はやってくることは確かである。その社会をデザインし、そこでサバイブする創造的思考者を育成することは、学校の役割だろう。

★そのためには、今までのような5教科の教科書中心主義の勉強では、飛べないわけであるから、そこは創造的破壊をして、新しい教育システムを創る必要がある。

★MITメディアラボは、その新システムの1つのケースを開発した大元なのであるから、そこに学ぶ城北が、俊敏にアップデートできるのは当然である。

★大学進学においても、そんな未来で研究できる場を選ぶのは、当然であり、そうなってくると、国内外の大学で世界大学ランキング上位に入っている大学を選択するのは必然である。だから、城北において、海外の大学にも合格し始めている。

★城北の教育は、そういう未来創造準備教育になっているということだろう。

★高偏差値の男子校で、ここまでの準備をしている学校は、城北と海城であろう。開成が少し動き始めたかもしれない。


★男子校は、世界大学ランキング上位大学進学とICT教育、グローバル教育の準備が行き届いている学校に生徒は集まるだろう。むしろ、このような未来創造準備教育を行っていないとしたら、問題である。そういう意味でも、城北が未来創造準備教育を牽引することになるだろう。期待したい。

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