中学受験 学校の選び方の変化(5)将来どんな起業家になるのか 私立学校によって違う
★私立学校の創設者は、元祖起業家といってもよいでしょう。私財をなげうって、生徒の未来を開く事業を起こしているからです。ただし、ビジネス界の起業家は、利潤を追求しますが、私学人は、非営利の事業です。ですからある意味社会起業家に近いかもしれません。
★だからといって、みなそうかとい言えばそうではないのです。前回紹介したように、ピーター・ティールのようなリバタリアンとしての起業家もちゃんといます。エッ!どこにと言われるかもしれません。
★それは私立学校の中学受験の入試広報戦略を見ていれば、わかります。たとえば、東京の場合、一つの学校法人の中学入試は、自分の学校で入試をします。これは東京の私立学校同士の紳士協定です。ですが、出張入試のように、自分の学校と別の会場で行うことを計画する場合もあります。もちろん、事前にそれはわかるので、東京の仲間同士注意喚起をします。
★また、定員の倍近く入学させてしまうという学校もあり、この場合は、次の年から注意するように仲間同士注意喚起があります。
★いわゆるビジネスにおける起業と違い、それほど莫大な利潤がうまれるわけではありません。それよりも私立学校同士の取り決めを破るという秩序破壊を行うということです。
★私立学校はゆるやかな理念共同体です。なぜ共同するのか?それは私学の歴史を見れば明らかなのですが、リバタリアンは、そんなの関係ないというのが信条です。
★私立学校間は、質の競争をして切磋琢磨しますが、出し抜こうということはしないのが通例です。
★しかし、基本私立学校は自由を標榜しますから、私立学校の私学経営権を守りながら、自由に独創的な教育を行っていきます。
★一方で、私学経営権を互いに尊重するというのは、ルールです。確かに国も自治体も決めてはいません。
★このルールを破ったところで、法律的なペナルティはないのです。ただし、市場の評判はどうなるかはわかりません。
★おそらく、市場では、そのようなことに気づきにくく、むしろそのような秩序を破壊する行為を、革新的と評価することもあるでしょう。
★互いの私学経営権を大事にする立場か、自分の学校さえよければいというリバタリアンか。
★これは、何も私立学校のケースにだけあることではなく、市場があるところ、すべてで起こりえます。
★論語とそろばんか、論語と論語か、そろばんとそろばんか。どの自由を選択するか。それは建学の精神がかかわります。
★子供たちの人生は、どの自由を手にするのでしょうか。学校教育という言うのは、そこに影響がないのかあるのか。
★科学的にはエビデンスはなさそうです。。。
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